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劇作家:品田裕介、毎日記す。
演劇ユニット UMBRELLA 公式Web Site | http://umb2011.com

 

NEWS

20180119

連載というのはすごいことだなあと、改めて尊敬しま

す。小説にしろ漫画にしろ、未完の状態で途中経過を

世の中に出していくというのは、相当勇気がいること

だと思うし、何より後戻りできなくなる。続きが気に

なるような展開を維持して、物語の世界観を保持して

いくのは、並大抵のことじゃない。一日8時間やそこ

ら働いて疲れただの言ってる人なら、死んでしまうだ

ろうね。とんでもない重圧だと思います。

その重圧が原因かどうかは分かりませんが、連載作家

が連載中の作品が、まだ未完の状態で、もう書けなく

なってしまうことがあります。物語の続きが思い浮か

ばないということもあるでしょうし、ご病気で入院さ

れるだとか、亡くなってしまう方だっています。

僕は想像します。走り出した作品の結末を迎えられず

に死んでしまった作家たちは、どんな気持ちだったん

だろうか。本当のところじゃ早く終わっちまえと思っ

ていて、だからせいせいしたのかな。それとも、連載

が始まったときから明確な着地点があって、そこはも

う目の前ということなら、悔しかったろうなあ。

僕は想像してみます。「途中で書けなくなる」を想像

してみるんです。どんなに書くのがつらい作品だった

としても、途中で「書かなくていい」と宣告されよう

と、たぶん、最後まで「書く」を選択すると思うんで

すよ、僕。途中で書けなくなるってのは、しんどいと

思います。

僕の今までの作品は、世に出ることが決まっているも

のについては、全て最後のページまで書きました。

最後まで書けてるんだよなあ、としみじみ思います。

好きだった漫画を描いていた方が一昨年亡くなってい

たと知り、そんなようなことを考えていました。

最後のページまで書けるというのは、作家にとって、

当たり前のことではないんですね。僕は、恥ずかしな

がら、初めてそう思えるようになりました。

 

もう六平太には会えないのかあ。

SHINADA-NO-SHIRUSHI
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